ノアのブログ

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里親支援に向けた動きが活発に!だが心配も

平成28年に児童福祉法が改正され、それを受けて昨年「新しい社会的養育ビジョン」が取りまとめられました。今後里親制度に向けた様々な施策が講じられることでしょう。 我が埼玉県でも埼玉県里親会の事務所移転や、有志による埼玉里母の会の立ち上げ、埼玉県社会福祉士会によるアフターケア事業所の設立、個人や団体での里親サロンの開設など、民間レベルでも新たな動きが出てきました。とりわけ、私が以前から主張してきた措置解除後に向けた準備や、あるいは措置解除後の里子のアフターケアについて、様々な取り組み始まりました。今後里親の拡大への期待が膨らみます。

ただ、こうした取り組みの中には、心配な面もあります。

それは埼玉県里親会が埼玉県の委託を受けて、先輩里親が委託直後の里親家庭を訪問して相談を受けたり、未委託里親が先輩里親の下で養育を実際に体験する事業に取り組むとのことです。里親といってもその考えは様々です。養育経験も多様でしょう。実施に当たっては様々な配慮が不可欠ですし、児童相談所や専門家からのアドバイスを受け、先輩里親だけに責任を押し付けることがないような体制を整えてからの実施が必要だと考えます。 委託事業ですのでその年度内に成果を上げなければなりませんが、見切り発車をせず十分な準備をしてから始めて欲しいものです。 自立に向けた埼玉県里親会の意気込みは高く評価すべきだと思いますが、無理をしないようにして欲しいと願います。

延命治療は避けたいけれど……

私は回復の見込みがなくなったら、酸素吸入や胃瘻など延命措置はして欲しくないと願っています。

そのためには、家族に文書で延命措置を拒否する旨を伝えておく必要があると本に書いてありました。かし、実際には本人の意思に関わらず延命措置が講じられてしまうようです。たとえば、急に様態が悪化したら、延命措置を本人が願わないことを承知している家族でも、救急車を呼ぶでしょう。病院では自己呼吸が困難と判断されれば、救命処置として酸素吸入などが施されることになります。酸素吸入を外せば、死ぬのは確実です。そうなると、家族が訴えても医師は酸素吸入を外すことはないでしょう。つまり、救急車を呼んだらダメなのです。

ならどうするかというと、専門の在宅診療専門病院に連絡し、対応してもらうしかないそうです。ところが、そんな病院は全国にいくつもなく、仮にあったとしても家から3km以内でないと受け付けてくれません。したがって、延命措置を回避するには、家族が救急車を呼ばず、天命を待つしかなさそうです。しかし、そんな意志の強い家族はいないでしょう。私だって苦しむ家族を目の前にすれば、急いで119番通報します。延命治療の甲斐なく、直ぐに死んでしまえば良いのですが、何日も何ヶ月も機械のおかげで命を永らえることもあるでしょう。そうなると、本人はもとより付きそう家族も辛いものがあります。

ではどうしたらよいのでしょう?

先日行った井戸端会議で皆さんの意見を伺ったところ、「ポックリ死ねれば良いが、どうなるかは分からない。分からないいことを心配するより、今をいかに大切に生きるかが大切なんだ。」という意見が大勢を占めました。確かにそのとおりなのですが、イマイチ納得がいきません。我が家の 3km以内に在宅診療病院ができることを願うばかりですが、その可能性は限りなくゼロに近いでしょう。団塊の世代が大量死する時代は目前に迫っています。その時はベッド数が足りなくて、延命措置どころか入院も拒否される可能性が大です。治る見込みの少ない高齢者には、延命措置は講じないのが当たり前の時代になるかもしれません。それもなんだか寂しいものがありますね。

アキアカネがいない!

寄居町では6月下旬から連日猛暑日が続き、この暑さを避けるため先日湯の丸高原へ出かけました。ここは海抜 2000mもあり、群馬県と長野県の県境に位置していて、高山植物の宝庫として知られています。また、かつてアキアカネの活動適温を調べる研究が行われた場所でもあります。我が家から車で 2 時間ほどで行け、駐車場からあまり歩かないでお花畑を見ることが出来ると聞きました。そこで、避暑とアキアカネの調査を兼ねて、7月2日に日帰りドライブを決行しました。

きっと夥しい数のアキアカネが見られると期待し、リフトに乗ったり、湿原を散策したりしたのですが、見かけたアキアカネはたったの2匹!でした。そういえば、昨年の夏に榛名山へ出かけた時も、あまりのアキアカネの少なさに驚いたものです。ただ、昨年は天気が良くなかったので、そのせいで少なかったのだと思いました。しかし、今回は快晴で気温も27度ほどありました。この時期、山へ行けばアキアカネが無数にいるというのが、トンボ愛好家の常識です。最近アキアカネが激減していることは広く知られており、だからこそ当会でも、アキアカネの復活に取り組んでいるのです。とはいえ、秋になれば寄居では普通にアキアカネが見られます。この少なさは尋常ではありません。本当にいないのか、今回は時期が早すぎてまだやって来なかっただけなのか、8月に再度確認するつもりです。

数年前にはたくさんいた那須や日光などの高原地帯では健在なのか、こちらでもいなくなっているのか、確認したいところですが、そんな時間も体力も、お金もありません。

そこで、皆様にお願いなのですが、この夏に標高が 1500m以上の高山や高原へ出かけたら、アキアカネがいるかどうか教えて頂きたいのです。「たくさんいた」、「少しいた」、「全くいなかった」、の3ランクに分けて教えていただけると有難いです。少しいたというのは、合計で 10 匹前後、たくさんいたというのは、あちこち目に付く数で、数十匹以上を目安にしてください。アキアカネと言われても、どんなトンボか分からないという方も多いと思います。しかし、高原で夏にオレンジ色をした赤トンボはアキアカネだけだと見て、ほぼ間違いありません。赤トンボがいたかどうかを教えてください。皆様から情報が寄せられましたら、今年の赤トンボ調査報告書にまとめたいと考えています。ぜひよろしくご協力の程をお願いします。

なお、当日の湯の丸高原では、ヒオウギアヤメ、ヤマオダマキ、ゴゼンタツバナなどが咲いていましたが、少し時期が遅かったようでした。しかし、高山植物の女王と言われるコマクサは見頃で、見晴らしのよい景色をバックにした美しさに感動しました。

[caption id="attachment_410" align="alignnone" width="640"] アキアカネは少なかったが、コマクサはたくさん咲いていました[/caption]

水を満たした容器による簡易なトンボ誘致法

トンボなど身近な水生生物の保全や誘致を目的に、各地でトンボ池やビオトープ池が作られています。私たちも 1986 年から寄居町で荒廃水田を活用したとんぼ公園作りを始めました。このとんぼ公園作りは、単にトンボの保全や誘致ではなく、トンボを通した身近な自然環境の保全を目的としたものでした。しかし、池の環境は時間とともに変化するため、定期的な草刈などの環境管理が不可欠です。また、アメリカザリガニが大発生し、他の生物を食い尽くしてしまうこともあります。さらに最近ではイノシシが出没し、せっかく池を作ってもイノシシに踏み荒らされて壊れてしまうことがあります。このように、トンボ池の管理は多大の労力を要する上、管理していても良好な環境になるとは限りません。一頃、学校でのビオトープ作りがブームになりましたが、最近は下日のようです。その理由は管理の困難さにあるでしょう。そこで、私が提案したいのは池を作るのではなく、水を満たした容器を置く方法です。これは自然保全とは言えないかもしれませんが、トンボの保護という面では効果がありますし、管理が不要でどこでもできるというメリットがあります。我が家で行っている方法を以下に紹介しますので、みなさんも試されてはいかがでしょうか?

場所は寄居町末野の自宅の裏に借りている自給用の家庭菜園です。とはいえ、NPO で借りている畑が別にあるため、そちらの管理に追われてろくに野菜を作っておらず、時折草刈りをする程度の荒れた畑です。秋にはアキアカネやミヤマアカネがやってきますし、シオカラトンボも見かけます。そこで、昨年の秋にホームセンターから様々なプラスチック製の容器を買ってきて畑に置き、水を満たしてトンボの産卵を誘致することにしました。

容器はたらい、桶、トロぶねなど深さやサイズは様々で、底に田んぼや畑の泥を入れたもの と何も入れないものを作りました。その結果、昨年の夏以降、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボ、マユタテアカネなどが、容器に飛来し、交尾や産卵を行うことを確認しました。

その結果、昨年の夏以降、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボ、マユタテアカネなどが、容器に飛来し、交尾や産卵を行うことを確認しました。

冬のあいだに容器の中を調べると、たくさんのヤゴが見られましたが、春になると生存個体は激減してしまいました。このため、羽化まで育つか心配だったのですが、これまでにシオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボ、ミヤマアカネ、マユタテアカネ、アキアカネの 6 種類が羽化しました。また、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボは今年も再び産卵も行っています。畑においただけですので、水深の浅いトロブネでは水温がかなり高くなりますが、ヤゴは高水温に耐えるようです。

今後は水草を入れたもの、地中に容器を埋めたもの、樹の下の木陰に置いたものなど、変化をもたせた容器を用意し、さらに別のトンボも誘致できるかどうか試すことにしています。

皆さんはこの方法だとボーフラが沸くのではないかと心配されると思いますが、ヤゴが発生すればボーフラをことごとく食べてしまいますので、心配いりません。もし、ヤゴが発生せずボーフラばかりだったら、水を捨ててしまえば良いでしょう。

ただし、餌を入れずに放置しますので、餌が少ないためか一つの容器からたくさんの羽化は期待できません。また、羽化期の遅れや小型化することがあるようです。

今回誘致に成功したハラビロトンボは埼玉県の絶滅危惧種に指定されています。ハラビロトンボの住む、背の高い草が密生しない湿地を維持するのは大変ですが、この方法なら容易です。また、飛来したトンボを捉えて、羽にマークして放すと、一旦は飛び去りますが、再び戻ってくるこがわかりました。時には何日も続けてやって来ます。夕方には飛び去るのに、翌朝同じ場所にやってくるということは、この場所を覚えているということです。大きな池ならともかく、小さな容器のある場所をよく覚えていると感心します。容器で羽化したものが、再び容器に戻ってくることもあるようですが、今のところ確認できていません。マークしたトンボに再会できると、とても嬉しくそのトンボを愛おしく感じます。

今からでも間に合います。ぜひ試してみてください。その結果を本誌に寄稿してくださると嬉しいです。

川の生き物探しを行いました

 5月12日と19日に小川町の兜川でワンダースクール主催の「川の生き物とトンボの羽化を見る会」を行いました。参加者は12日が5家族18名、19日が5家族19名でした。両日とも晴天に恵まれ、子供たちは川の中に入って楽しそうに生き物探しを行いました。  この時期にこの場所での観察会は10年以上行っているのですが、年々生き物の種類も個体数も減少しています。  生活排水の流入や上流側での大きなコイの飼育など、水質の悪化とコイによる捕食が影響していると思います。  ヤゴも減少傾向が著しく、種類数はあまり減っていないのですが、個体数が激減しています。また、カワゲラ類トカゲロウ類も大幅に減少し、今回の観察会ではカゲロウ類は全く見られませんでした。  トンボの羽化はヒメサナエで観察できました。12日にはアオサナエが5~6頭水面を敏捷に飛び回っており、19日には、アオハダトンボとヤマサナエも見られました。これらはいずれも、埼玉県ではレッドリストに掲げられているトンボです。

今回得られた水生生物は12日が20種、19日が17種でした。 [caption id="attachment_382" align="alignleft" width="150"] アオサナエの成熟したオス[/caption][caption id="attachment_384" align="alignleft" width="150"] トンボの羽化を観察する参加者 [/caption][caption id="attachment_385" align="alignleft" width="150"] 羽化中のヒメサナエ [/caption]

第1回井戸端会議(仮称)を行って

今年度は自由におしゃべりをしながら交流する機会を設けることにし、その第1回を4月24日に行いました。 第1回の参加者は予想を超える9名となりました。この会はとくにテーマを決めず自由に話し合う場なのですが、私がしゃべりすぎたと反省しています。 今後は進行役だけに徹した方がよさそうです。

次回からは12時でひとまず終了し、そのあとは、自由におしゃべりする時間にしてはどうかと考えています。 今後も「井戸端会議」と称して毎月第4火曜日の 10:30~12:00 に行うことにしますので、どうぞお気軽にご参加ください。 将来的には、日にちなど決めなくても、誰もが自由におしゃべりができる場になればと願っています。

今年は一気に新緑になりました

里山は春先の芽吹きから新緑へと、日毎に色調が微妙に変化するのが味わい深いものです。ところが、今年は4月になって真夏のような高温の日々が続き、あっという間に新緑なってしまい、あっけない感じがしました。写真でその様子をお伝えします。

[caption id="attachment_365" align="alignleft" width="150"] 3月10日[/caption][caption id="attachment_366" align="alignleft" width="150"] 4月5日[/caption][caption id="attachment_367" align="alignleft" width="150"] 4月18日[/caption][caption id="attachment_368" align="alignleft" width="150"] 4月28日[/caption]